教育学-本 : 怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり

怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり

¥ 2,310


大人が誤ったかかわりをしないための必読書 -  平易な文体で書かれていて、温かさすら感じる雰囲気の本です。怒りを爆発させる子どもと向き合い、家庭や学校という現場で苦しんでいる人たちも、苦しまず安心して読める本です。 子どもの感情の育ちについて、「解離」と「ネガティヴな感情の社会化」という2つのキーワードで一貫して説明がなされています。 また、教室での教師の子どもへのかかわり方、保護者会での成功例・失敗例、家庭での親のかかわり方など、シナリオ風に書かれているので、大変分かりやすくなっています。

少しでも多くの人に理解と援助的な見方を - 著者の「小学生のうちに救わなければならない、小学生のうちであれば、救うことができる」という強い思いが感じられ、非常に共感できる。本著では「きれて怒りをコントロールできない子はわがままだからだ」という一般的に陥りやすい否定的な見方をやめて、「きれて怒りをコントロールできない子はこころが傷ついているからだ」という援助的な見方を基本として、いくつかのの事例やロールプレイにおける具体的な援助の考え方を紹介している。親や、子どもと関わることの多い職業に携わる人や学生はもちろん、一般の人にも読みやすい文章でわかりやすく書かれているので、是非この本を読んで、「キレ」て「怒りをコントロールできない」子どもたちに対する理解と援助的な見方が、少しでも多くの人に広がれば幸いに思う。




怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり