教育学-本 : 子どもの宇宙 (岩波新書)

子どもの宇宙 (岩波新書)

¥ 735


何度も読み返したい本 - 子供が4,5歳の頃(9年前)購入して読んで感激しました。子供の成長の折々にいくつかの本を与えました。特に下の長女の本好きのきっかけになったのではと思っています。幼少期、思春期といった成長過程の中で揺れ動く心をサポートしたいと思うのが親心ですが実際の行動が可能性を殺したり、芽を摘んだりになってしまうと言うことも警告してくれます。何度も読み返したい素晴らしい著書です。

日々の雑事に追われる大人が忘れていること - 小2の女の子と年中の男の子の子育て真っ最中なので、この本を読む前に「Q&Aこころの子育て」を読みました。そちらがあまりも面白く、読みやすく、心に残ったためこちらの本は、文章が固く感じられ、少々魅力に欠ける気がしてしまいましたがもちろん良書であることに違いはないです。日々の雑事に追われる大人が忘れ去っている大切なことを子供たちは、いつも心にもって生きている。子供の心に寄り添うことで、大人もその大切なことを思い出させてもらえる。河合隼雄氏は、そのことを実に深く理解されている方だったのだと思います。この本の中で紹介されている児童書を少しずつ時間を見つけて是非読んでみたいと思います。まずは「のんちゃん雲に乗る」から読もうと思い、さっそく近所の図書館で予約しました。

たった一つの宇宙 - 河合隼雄先生が書かれた本。最後の章を読んで泣いてしまった。なぜ、大人になると子どものときの新鮮な感じかたを忘れてしまうのだろう?なぜ、子どもの世界を知ろうとしないで、自分達の考えかたを押し付けてくるんだろう?今自分が大人になってみて、子どもの目線でものを見ることが出来ているのか、考えを押し付けていないかを自分自身に問い掛けてみるときがある。今まで経験を積んできた分こうしたほうが上手くいくよとか、こういうことを考えているんだろうなとか勝手に想像したりするけれど、それで子どもを傷つけてしまっていないだろうか。もう一度、子どものときの気持ちに戻って振り返ってみたい。何を見ても新鮮で、大発見だと思うことばかりだった。あの頃のようにキラキラした目で一緒に見てみたい。そしたら、子どもは秘密の宝物を、宇宙を見せてくれるんじゃないかな。

輝くトリックスターたち - 子供ひとりひとりが壮大な宇宙を持っている。いつしか、それがどんどんしぼんでしまったかつて子供だった私。子供たちの目線までしゃがんで、子供たちの声を聴いてみよう。そして、その瞳のなかに輝く宇宙を大切にしていきたい。「育てられたように子を育てる」はじめよう、私たちが出来ることを。

この本を読む父の姿を思い素直に感心した -  この本は父親の書斎から出てきた。本自体が約15年前のものだから、ちょうど兄が中学生で思春期の頃。もろに反抗期で、家ではろくに口も利かなかった。 この本はそんな兄を理解しようと、親としてうまく対応しようと読んだのだと思う。父はもともと寡黙な人なだけに、基本的に何を考えているかわからないが、この本を手に取った時の気持ちを思うと妙に感動した。 なんだ。どうにかしようとしてたのか、と。




子どもの宇宙 (岩波新書)